【絵本】ユとムとヒ

内容説明

16歳のユと13歳のムは、いつも一緒に過ごす大の仲良し。お互いを信頼し合う二人は、特別な絆で結ばれている。

そんなある日、若者たちのグループで「カシラ」を決めるための試しが行われることになり、ユがその試しに参加する。そして見事に試練を乗り越えたユは、カシラとして認められる。

ところが、その瞬間何かが起こり…。ふたりの物語はここから大きく動き出す。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、友情や信頼、成長といったテーマを軸に物語が展開されており、子どもたちに大切な価値観を伝えるのに適した作品です。特に、16歳のユと13歳のムという年齢差のある二人が、互いを信じ合い支え合う姿は、子どもたちが友達や家族との関係を深く考えるきっかけを与えてくれます。親や先生が読み聞かせを行う際には、二人の特別な絆について子どもたちに問いかけ、彼ら自身の身近な人間関係に置き換えて考えさせると、より深い学びにつながるでしょう。

また、「カシラ」を決める試練に挑むユの姿は、目標に向かって努力する大切さを伝える良い題材です。試練を乗り越える過程では、ユがどのような心構えで物事に挑んだのかを話し合い、子どもたちの挑戦心を育てる機会にしましょう。さらに、物語の後半で起こる変化や展開については、子どもたちと一緒に「もし自分が同じ立場だったらどうするか」を考えさせることで、想像力や問題解決能力を養うことができます。

この絵本は、ストーリーの中に日常生活に生かせる学びが詰まっており、読み終えた後に親子や先生と子どもたちで意見を交換することで、より深い理解へと導くことができるでしょう。