
【絵本】ももたろう
内容説明
おじいさんが山へしばかりに出かけ、おばあさんが川でせんたくをしていると、川の上流から大きなももが流れてきました。
そのももを家に持ち帰ると、中から元気な男の子が生まれ、「ももたろう」と名付けられます。成長したももたろうは、やがて鬼を退治するため旅に出ることを決心します。
知育や教材で活用する際のポイント
「ももたろう」の物語は、知育や教材として多くの学びを提供できます。まず、この絵本を通じて、子どもたちは日本の伝統的な昔話に触れることができます。これは、文化を学び、自分たちのルーツを知る機会となります。また、ももたろうが鬼退治の旅に出る姿からは、勇気や挑戦する心の大切さを教えることができます。特に、鬼退治に向かう過程で仲間を得るシーンでは、協力や友情の重要性を感じ取ることができるでしょう。
さらに、登場するキャラクターやエピソードを通じて、想像力を育むことも可能です。例えば、「鬼ってどんな姿だと思う?」や「もし自分がももたろうだったらどうする?」といった問いかけをすることで、子どもたちは自分の考えを表現する力を養います。また、物語に出てくる動物や自然の描写を取り上げて、動物や環境について学ぶきっかけにもつなげられます。
保育園や幼稚園、小学校では、劇遊びやパネルシアターなどで物語を再現する活動もおすすめです。子どもたちは役割を演じることで、コミュニケーション力や表現力を育むことができます。さらに、物語の終わりに「鬼はどうして悪いことをしたのかな?」などの問いを投げかけることで、善悪について考える道徳教育の一環としても活用できるでしょう。