
【絵本】ミャクミャク ある日の おはなし
内容説明
ある朝、ミャクミャクは朝ごはんを見つけるためにお出かけしました。森でどんぐりを見つけ、これをねずみにあげると、お礼にダンボールをもらいます。
次に、そのダンボールをとらに渡すと、代わりにとらのぱんつを受け取りました。そのとき、大阪のおばちゃんが現れ、とらのぱんつが欲しいと言います。
おばちゃんのお願いを聞き入れたミャクミャクは、ラッコの家を探す手助けをすることに。こうして、お互いを思いやる気持ちが描かれた、心温まる友情の物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「思いやり」や「助け合い」の大切さを伝えるのに最適な教材となります。物語の中でミャクミャクが相手のために行動し、その連鎖が次々とつながっていく場面は、他者を思いやることで生まれる幸せの循環を具体的に描いています。親子での読み聞かせや、保育園・幼稚園、小学校の授業で活用する際には、「なぜミャクミャクはどんぐりやダンボールを相手に渡したのだろう?」と問いかけてみるのがおすすめです。子どもたちが主体的に相手の気持ちを考えるきっかけになります。
また、物語の中に登場する「ねずみ」「とら」「大阪のおばちゃん」「ラッコ」といったキャラクターたちは、それぞれ特徴的で親しみやすく、子どもたちの想像力を刺激します。キャラクターに感情移入させたり、「自分ならどんな風に助け合う?」といったディスカッションを行ったりすることで、子どもたちのコミュニケーション能力や社会性を育むこともできます。
さらに、絵本を読み終えた後には、物語に関連したアクティビティを取り入れるのも良いでしょう。たとえば、子どもたち同士で「お互いにできることを交換し合うごっこ遊び」を行えば、絵本のテーマを体感的に理解することができます。このように、この絵本は子どもたちの心を育てるための多様な切り口を提供してくれる一冊です。