
【絵本】まあばあさんのゆきのひピクニック
内容説明
雪がたくさん降ったある日、ののちゃんはお誕生日を迎えました。でも、楽しみにしていたおばあちゃんが来られなくなり、すっかりしょんぼり。気持ちはどんより、ごきげんもななめなまま過ごしています。
そんなとき、まあばあさんがののちゃんを誘います。「さあ、雪の中でピクニックをしましょう!」と。雪あそびをしながらの特別なひとときが始まります。ののちゃんの気持ちは、まあばあさんと一緒に過ごすうちに少しずつ変わっていきます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの感情の変化やそのケアについて考えるきっかけを与えてくれる作品です。特に、期待していたことが叶わなかった時のがっかりした気持ちや、それを乗り越える過程が描かれており、子どもが自分の気持ちを理解したり整理したりする助けとなります。親や先生が子どもと一緒に読むことで、感情表現や共感の大切さを学ぶ教材として活用できるでしょう。
また、「まあばあさん」との雪遊びの場面を通じて、自然との触れ合いや創造的な遊びの楽しさを伝えることができます。例えば、実際に雪の日に外で遊んでみることで、絵本の世界を体験として広げることも可能です。さらに、ののちゃんの気持ちが少しずつ明るく変化していく様子を読み取ることで、子どもたちに「楽しいことは自分で見つけたり作り出したりできる」という考え方を教えることができます。
この絵本を読み聞かせた後、子どもたちと「最近悲しかったこと」や「楽しい気持ちに切り替える方法」について話し合うと、自己表現力や感情のコントロール能力を育む良い機会となるでしょう。子育てや教育の場で、感情教育や自然体験の重要性を伝える上で、非常に役立つ一冊です。