
【絵本】マーガレットとまいごのユニコーン
タイトル | 【絵本】マーガレットとまいごのユニコーン |
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著者 | ひびの さほ,ブライオニー・メイ・スミス |
出版年月日 | 2023/11/30 |
判型 | A4変 |
ページ数 | 40ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 小学校低学年 |
ISBN | 9784265852055 |
内容説明
新しい町に引っ越してきたばかりの女の子、マーガレットは、ある日、森で迷子になってしまったユニコーンの赤ちゃんを見つけます。そのユニコーンは、家族と離れ離れになり、ひとりぼっちでさまよっていました。
マーガレットは、心細そうなユニコーンを放っておけず、春にユニコーンの群れが戻ってくるまで一緒に過ごすことを決めます。二人は日々をともに過ごしながら、特別な友情を育んでいきます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、友情や思いやり、そして他者を助けることの大切さを教えてくれる物語です。新しい環境に馴染むことが難しい子どもたちや、友達作りに悩む子どもたちにとって、マーガレットとユニコーンの関係性は共感しやすく、心の支えとなるでしょう。保育園や幼稚園、小学校での読み聞かせの際には、マーガレットがユニコーンに寄り添う姿を通じて「困っている人を助けるにはどうすればいいか?」と問いかけることで、子どもたちの考えを引き出すきっかけになります。
また、ユニコーンが群れに戻るまでの期間を描いた物語は、「待つこと」や「別れ」の感情についても触れています。これは、子どもたちが感情を整理する力を育むのに役立つでしょう。例えば、引っ越しや卒園・卒業など、別れを経験した子どもたちに読んであげることで、自分の気持ちに向き合う時間をつくることができます。
さらに、自然や動物に触れる場面が多いため、環境教育の一環としても活用できます。森やユニコーンの描写を通じて、動植物や自然の大切さについて話し合うきっかけをつくるのもよいでしょう。読後には「もし自分がマーガレットだったら?」といったテーマで話し合いや絵を描かせる活動に発展させることで、子どもたちの想像力や表現力を育むことができます。