
【絵本】ぼくはまいごじゃない
内容説明
お兄ちゃんと一緒に、新しくオープンした大きなショッピングモールへやってきた「ぼく」。
でも、トイレに行って戻ってくると、お兄ちゃんの姿がどこにも見当たらない!広いモールで一人きりになってしまったみたいだけど、「ぼく」は泣いたりしない。だって、ぼくは迷子なんかじゃないんだ。
果たして「ぼく」は、お兄ちゃんと無事に再会することができるのかな?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが迷子になった際の心情や行動について描かれており、親や先生が子どもに「迷子になったときの対処法」を教えるきっかけとして活用できます。特に、子どもが「迷子になった」と感じる状況で、どのように冷静に行動するべきかを具体的に話し合う教材として役立つでしょう。
まず、絵本を読み聞かせる際に、主人公の「ぼく」がどのようにして気持ちを落ち着け、次に何をするべきかを考えたのかを一緒に振り返る時間を設けると良いでしょう。その際、「泣かない」という姿勢についても、子どもたちに「泣いてしまったらどうなるかな?」「泣かずにできることは何だろう?」と問いかけることで、自分なりの考えを引き出すことができます。
さらに、実際に迷子になった際の具体的な行動を教えるチャンスとして、この絵本を活用してください。例えば、「その場で立ち止まる」「信頼できる大人に声をかける」など、実践的な方法を親子やクラス全体でシミュレーションしてみましょう。これにより、子どもは絵本のストーリーを通じて「もしもの時」の準備ができます。
この絵本は、困った状況でも自己肯定感を持ち、冷静に行動する力を育む良い機会を提供します。読み終えた後は、感想を共有しながら「自分だったらどうするか」を考える時間を作ることで、子どもたちの成長をより深められるはずです。