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BOOK

【絵本】ぼくはいしころ

タイトル 【絵本】ぼくはいしころ
著者
出版年月日 2020/09/30
判型 B5変
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,,,
ISBN 9784265830855

内容説明

ぼくは街でひとりぼっちで暮らしている黒猫。誰もぼくの存在なんて気にしていなくて、まるで道端の石ころみたいに見向きもされない。いつもそんな風に過ごしていたんだ。

でも、ある日。「こんばんは」って声をかけてくれる人間が現れたんだ。その一言は、ぼくの心にそっと届いた。誰にも気づかれない存在だったぼくが、その瞬間、少しだけ特別になれた気がした。

この物語は、そんな黒猫の日常を、紙版画の温かみのある絵で描いた一冊。静かで深い世界観の中に、ほんのりとした希望が差し込むようなストーリーです。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、ひとりぼっちの黒猫が「こんばんは」というたった一言で心を動かされる物語を通じて、他者とのつながりや共感の大切さを教えてくれます。子どもたちに読み聞かせる際には、黒猫の孤独な気持ちに寄り添いながら、誰かに声をかけることがどれほど大きな意味を持つのかを話し合う機会を作ると良いでしょう。例えば「もし自分が黒猫だったらどう感じる?」や、「誰かに優しい言葉をかけた体験はある?」といった質問を投げかけることで、子どもたちの共感力や想像力を育むことができます。

また、この絵本の紙版画の温かみのある絵も、教材としての魅力の一つです。絵をじっくり見ながら、黒猫の心情や物語の世界観を感じ取る時間を設けることで、子どもたちは視覚的な感性を磨くことができます。さらに、紙版画という技法に触れることで、芸術表現への興味を引き出すきっかけにもなるでしょう。

この絵本は、子どもたちに「ちょっとした行動や言葉が誰かを幸せにする」ということを教える絶好の教材です。保育園や学校での読み聞かせだけでなく、家庭でも親子で一緒に読んで感想を語り合うことで、子どもたちの思いやりの心を育むことができるはずです。