【絵本】プルガサリ

内容説明

ハルモニ（おばあさん）の身体から出た垢が、不思議な怪物プルガサリを生み出しました。プルガサリは鉄を食べるたびにどんどん成長し、その力も増していきます。

やがて彼は村全体を巻き込む大騒動を引き起こし、破壊の限りを尽くします。その勢いはとどまるところを知らず、炎で村を焼き尽くしてしまうほどに！

韓国の民話をもとにした、この物語は迫力満点の絵とともに展開され、読む人を物語の世界へと引き込みます。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、韓国の民話をもとにした物語で、子どもたちに想像力や文化的な視野を広げるきっかけを提供します。ハルモニの垢から生まれたプルガサリが鉄を食べて成長し、村を巻き込む大騒動を引き起こすストーリーは、迫力ある展開が魅力で、子どもたちの興味を引きつけやすいです。この物語を知育や教材として活用する際には、物語の中に込められた教訓やテーマを引き出していくことがポイントです。

まず、プルガサリの行動を通じて、欲望や力の使い方について話し合える機会を作ることができます。鉄を食べ続けて巨大化し、破壊をもたらすプルガサリの姿は、欲張りすぎることが自分や周囲にどのような影響を与えるかを考えるきっかけになります。親や先生が子どもたちに「もし自分がプルガサリだったらどうする？」と問いかけることで、自己制御や他者への配慮について考える時間を提供できるでしょう。

また、この物語は韓国の民話に基づいているため、異文化理解を深める教材としても活用できます。韓国の文化や伝統について調べたり、他国の民話と比較することで、子どもたちに多様な価値観や世界観を学ばせることができます。さらに、迫力ある絵本のイラストは、物語の情景や感情を視覚的に理解する助けとなるため、読み聞かせとしても効果的です。