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BOOK

【絵本】ひまわりの おか

タイトル 【絵本】ひまわりの おか
著者 ,
出版年月日 2012/08/31
判型 A4変
ページ数 36ページ
出版社
対象年齢
ISBN 9784265006328

内容説明

2011年3月11日、津波によって大川小学校の多くの子どもたちが犠牲となりました。その悲しい出来事を経験した母親たちが、新たな希望を胸に「ひまわり」を育て始めます。

愛する子どもたちへの想いや、失ってしまった日々への深い悲しみ。ただそれだけではなく、未来へ向けて何かを残したいと願う気持ちが、ひまわりを通じて表現されています。

この絵本は、8人の母親が大切な子どもたちに宛てた手紙をもとに作られました。彼女たちの言葉には、愛する存在を失った心の痛みと、それでも生きていく力強い決意が込められています。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、命の大切さや希望の力を子どもたちに伝える貴重な教材として活用できます。2011年の東日本大震災という実際の出来事を背景にしており、悲しみや喪失感を抱えながらも前を向いて歩む母親たちの姿が描かれています。子育て世代の親や教育者にとって、この作品は子どもたちと「命」について深く考えるきっかけを提供するでしょう。

具体的には、絵本を通じて自然災害の怖さを伝えると同時に、人々が悲しみを乗り越えるための「希望」や「つながり」の重要性を学ぶ機会にできます。また、母親たちの手紙を通じて、感情を言葉にすることで心を整理し、前向きな気持ちを育むプロセスを子どもたちに教えることも可能です。

さらに、絵本に出てくる「ひまわり」は、命の象徴として子どもたちの心に残りやすい要素です。親や先生がひまわりを実際に育てる活動を組み合わせれば、命の育みや自然との共生を体験的に学べます。絵本の内容を読んだ後、子どもたちと一緒に「もし自分がこの時代にいたらどう思ったか」などを話し合うことで、想像力や共感力を深められるでしょう。