
【絵本】はりねずみのポチカ うみのそこのおんがくかい
内容説明
ポチカは海の音楽会に招待されました。お祭り気分でワクワクしながら、お財布に15個の貝殻を入れ、海の町行きのバスに乗り込みます。貝殻はこの町でのお金の代わりです。
お祭り会場にはたくさんの出店が並び、ポチカはあれこれと買い物を楽しみます。出店を巡る中で、ポチカは貝殻を使って買い物をするたびに数を数え、お金の使い方も学んでいきます。
でも、夢中になるあまり、帰りのバス代を使いすぎてしまわないように注意が必要です。ポチカは無事に音楽会を楽しみ、海の町から帰ることができるでしょうか?お買い物の楽しさや数えることの大切さが、自然に学べるお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが楽しい物語を通じて自然に数の認識やお金の使い方を学べる内容となっています。ポチカがお財布に入れた15個の貝殻を使って買い物をする場面では、足し算や引き算を実生活に結びつけて体感できるため、数の概念を深める良い機会となるでしょう。特に、子どもたちが出店で商品を選びながら貝殻を数えていく様子は、具体物を使った遊び感覚の学びとして活用できます。
また、限られた貝殻をどのように使うか考えさせる場面は、計画性や意思決定力を育む絶好の教材となります。例えば、「このお菓子を買ったらバス代が足りなくなるかもしれない」といった状況は、実生活でも起こり得る場面をシミュレーションできるため、子どもたちに責任ある選択の仕方を教えるきっかけとなります。
さらに、物語を読み聞かせた後に実際の貝殻やコインを使って簡単な買い物ごっこをすると、より深い理解が得られるでしょう。保育園や幼稚園では遊びを取り入れた知育活動、小学校ではお金の使い方を学ぶ算数の導入にも適しています。この絵本を通じて、楽しみながら日常生活に役立つ力を育てていきましょう。