
【絵本】ねこまがたけ ばけねこしゅぎょうのやま
内容説明
山奥には猫たちだけの国があるといわれています。その国では、猫たちが修行をするために集まるのです。だから時々、どこかへ姿を消す猫たちがいるのもそのためなのかもしれません。
しかし、そこは人間が足を踏み入れてはいけない場所。猫だけが知る不思議な世界が広がっています。どこか怪しさを秘めつつも、どこか楽しげな雰囲気を感じさせる物語です。
加門七海と五十嵐大介の二人が描く、魅力たっぷりの猫絵本がここに誕生しました。猫好きはもちろん、大人も子どもも楽しめる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、猫たちだけの不思議な国を舞台にした物語で、想像力を育む教材として非常に適しています。物語の設定や描写は、子どもたちが「もし自分の飼い猫がこんな秘密を持っていたら?」と想像を膨らませるきっかけを与えます。子どもたちは日常の中で親しんでいる猫という存在を通じて、「見えない世界」や「知らない世界への興味」を自然に持つことができるでしょう。
また、物語の中には「猫たちが修行をする」という興味深い要素があり、努力や成長というテーマを子どもたちと一緒に考える機会を提供してくれます。例えば、物語を読み終えた後に「みんなが修行するとしたら、どんなことをやってみたい?」と問いかけることで、子どもたちが自分の目標や挑戦したいことについて考える時間を作ることができます。
さらに、この絵本は独特の挿絵と雰囲気が魅力です。絵本を見ながら、子どもたちに「この場所にはどんな音が聞こえるかな?」や「この猫たちはどんな気持ちだと思う?」と声をかけると、感性を育む対話が生まれるでしょう。読後には自由に絵を描いたり、自分だけの猫の物語を考えたりする創作活動にもつなげられます。
この作品は猫好きな子どもや大人だけでなく、日常に新たな視点を加えたいすべての人におすすめです。保育園や幼稚園、小学校の教材としても、心の豊かさや想像力を養うための素晴らしい一冊となるでしょう。