
【絵本】にがい おくすり のめるかな
内容説明
こぶたのプータは苦いお薬が大の苦手。病気でベッドに横になっていると、突然現れたのは怪獣の子どもたち。彼らはプータに「甘い魔法の薬」を差し出します。ちょっとだけ飲んでみると、「なんておいしい!」と大喜び。
ところが、しばらくするとプータの耳に異変が!気がつけば、なんだか変な角が生えてきて…。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「薬を飲むこと」の重要性や、正しい薬の服用について考えさせるきっかけを与えてくれる作品です。まず、主人公プータの「苦いお薬が嫌い」という感情は、多くの子どもたちが共感しやすいポイントです。これを通じて、薬を飲むことが時に必要であることを自然に伝えられるでしょう。
さらに、「甘い魔法の薬」という誘惑に乗ってしまうプータの姿から、子どもたちに「怪しいものには気をつける」ことの大切さを教えられます。この場面は、知らない人から物をもらう危険性や、自分の体に何を取り入れるべきかを考える良い機会となります。保育園や幼稚園では、読み聞かせの中で「もしこんな場面に出くわしたらどうする?」と問いかけ、子どもたちと一緒に考える時間を作ると効果的です。
また、プータが変化を経験する場面は、想像力を刺激しながら「行動の結果を考える力」を養う教材としても役立ちます。小学校では、絵本を読んだ後に「正しい判断をするためにはどうすればいいのか?」をテーマにディスカッションを行うのも良いでしょう。この絵本は、楽しみながら日常の生活習慣や判断力を育むきっかけを与えてくれる一冊です。