
【絵本】ともちゃんとうし
内容説明
ともちゃんは泣きながら道を曲がると、目の前に大きな牛が現れます。驚きながらもその背中に乗ると、牛はゆったりと歩き始めました。
二人は街の中をのんびりと進んでいきます。ともちゃんは牛の背の上から、普段とは違う景色を楽しみながら通りを抜けていきます。
そして、牛が最後に向かった先は…?ともちゃんと牛が過ごす、心温まる穏やかな1日が描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちの感情を育て、日常生活の中で新たな視点を見つける力を養う教材として活用できます。ともちゃんが泣いている場面から始まる物語は、子どもたちが感情を表現することの大切さを学ぶ良いきっかけになります。保護者や先生は、絵本を読み聞かせる際に「どうしてともちゃんは泣いていたのかな?」と問いかけ、子どもたちが共感したり、自分の感情を言葉にしたりする機会を提供できます。
また、牛の背中に乗って普段とは違う景色を楽しむ場面は、新しい経験や視点の大切さを伝える場面として活用できます。絵本を通じて、「もし自分が牛の背中に乗ったら何が見えるだろう?」と子どもたちに想像を広げさせたり、普段の生活の中で新たな発見をする楽しさを伝えたりすることができます。
最後に、物語の結末に向かう中で、自然と「牛が最後に向かった先はどこだろう?」と子どもたちの好奇心を引き出せます。このような問いを通じて、推測力や物語の展開を考える力が育まれます。物語を読み終えた後に、「ともちゃんはどんな気持ちだったかな?」と振り返ることで、感情理解や表現力を深める時間を作ることができます。