
【絵本】どうしてダブってみえちゃうの?
タイトル | 【絵本】どうしてダブってみえちゃうの? |
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著者 | ジョージ・エラ・リヨン,リン・アヴィル,品川裕香 |
出版年月日 | 2011/07/30 |
判型 | |
ページ数 | 32ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 小学校低学年 |
ISBN | 9784265850136 |
内容説明
ものが二重に見える「ダブルビジョン(複視)」に悩む女の子が、自分の視界の異変に気づき、それをどう克服していったかを描いたお話です。
診察を受け、治療を始めることで、彼女の視界は次第にクリアになっていきます。見えづらかった世界がはっきり見えるようになる喜びが、丁寧に描かれています。
自分や周りの人の困りごとを理解しようとするきっかけにもなる、心温まる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、複視という視覚の問題に悩む女の子が、自分の困りごとに気づき、治療を通じて克服していく姿を描いています。子育て世代の親や教育現場でこの絵本を活用する際には、まず子どもたちが「困りごとに気づく」という大切さを学べる点を意識すると良いでしょう。大人から見えづらい、子ども自身の「見えない困りごと」に気づくことの重要性を話し合うきっかけとして活用できます。
また、この絵本は、治療や変化に向き合う過程が丁寧に描かれているため、問題解決には時間がかかることや、努力やサポートが必要であることを伝える教材としても役立ちます。保育園や学校では、登場人物の心情に寄り添いながら「困りごとを共有する勇気」や「助けを求める重要性」について一緒に考えることで、共感力を育む時間を作れます。
さらに、視覚的な世界の変化が物語の中で喜びとともに表現されているため、子どもたちに「できることが増える喜び」や「見える世界の広がり」を体感させる機会としても適しています。この絵本を通じて、他者の困難を理解し、助け合う心を育む教育的な場を作りましょう。