
【絵本】ちいさなきしゃ
内容説明
男の子が眠りにつくと、不思議なことが起こります。小さな機関車が「しゅっしゅっぽっぽっ」と音を立てて走り始めるのです。まずは男の子のおへそのまわりをぐるりとひとまわり。そして、「しゅっしゅっぽっぽっ」とリズムよく進みながら、足の指にかかる鉄橋を渡っていきます。
次はどこへ向かうのでしょう?小さな機関車の冒険は、男の子の体の上を自由に走り回りながら続いていきます。ユニークな発想とリズミカルな描写が魅力の物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの想像力を伸ばしながら、楽しく身体の部位を学べるユニークな教材として活用できます。物語の中で小さな機関車が男の子の身体を冒険する描写は、子どもたちの興味を引きつけるだけでなく、自分の身体に親しみを持つきっかけにもなります。たとえば、おへそや足の指など普段意識しない部位が出てくることで、「自分の身体にはこんな場所があるんだ」と楽しく学ぶことができるでしょう。
また、「しゅっしゅっぽっぽっ」というリズミカルな表現が特徴的で、読み聞かせの際に声に出して読むと、子どもたちが物語に引き込まれやすくなります。リズム感を養いながら、絵本を通じて音の楽しさも体験できるため、リトミック活動や音楽教育の補助教材としてもおすすめです。さらに、次はどこに行くのかといった冒険の展開を予想させることで、子どもたちの想像力や思考力を刺激する効果も期待できます。
保育園や幼稚園では、身体部位をテーマにした活動と組み合わせたり、小学生では物語をヒントに自分だけの冒険ストーリーを作る創作活動に発展させたりと、幅広く応用可能です。この絵本を通じて、子どもたちの想像力や学びの興味を存分に引き出してみてはいかがでしょうか。