
【絵本】だいじょうぶだよ
内容説明
遠足のバスの中で、友だちが気分を悪くしてしまいました。一人でつらそうにしているけれど、どうすれば助けになれるのだろう?
そんな状況で、たまごっちはどんな行動をとるのでしょうか。そばにいる友だちを思いやるたまごっちの姿を通して、やさしさや思いやりについて考えさせてくれるお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「思いやり」や「優しさ」の大切さを伝える教材として非常に有用です。遠足という身近なシチュエーションが描かれているため、子どもたちが自分の体験と結び付けて考えやすく、共感を持って物語を受け取ることができます。まず、読み聞かせを通じて友だちが困っている場面に注目させ、「自分ならどうする?」と問いかけ、子どもたち自身が行動を考える機会を作れます。
さらに、この絵本を活用して、具体的な行動例を子どもたちと一緒に考えるのも効果的です。例えば、友だちが気分を悪くしたときに声をかける、先生に知らせる、そばに寄り添うなど、実際に取れる行動を話し合うことで、日常生活に役立つスキルを身につけさせることができます。また、たまごっちの行動を振り返りながら、「どうしてこの行動が大切なのか」を掘り下げて考えることで、思いやりの心が育まれるでしょう。
絵本の最後には、読み終わった後に「今日からできる優しい行動」を一緒に決めてみることもおすすめです。このような体験を重ねることで、子どもたちは自分の行動が周りの人を助けたり、喜ばせたりできるという実感を持ち、自然と優しい心を育てていくことができるでしょう。