
【絵本】しげるのかあちゃん
内容説明
しげるのかあちゃんは、とにかくすごい人。2トントラックを自在に操り、インパクトドライバーで犬小屋を修理する腕前も持っています。さらに、火事の際には先頭に立って消火活動を行うなど、どんなことでも見事にやり遂げてしまいます。
何でもこなす頼もしいかあちゃんの姿を描いた、心温まるお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、たくましく頼もしい母親像を描くことで、子どもたちに「家族の大切さ」や「役割モデルの価値」を伝える素晴らしい教材です。物語を通して、親や保育者は子どもたちに「自分の周りには頼りになる大人がいる」という安心感を与えつつ、自分も誰かのために行動できる強さを育むきっかけを作ることができます。
特に、主人公のかあちゃんがトラックの運転や修理、消火活動といった多様なスキルを発揮する場面は、子どもたちに「性別や役割にとらわれない生き方」を自然に学ばせるチャンスとなります。これらの場面を読み聞かせながら、「君たちもいろんなことができるようになるよ」と励ましたり、「どんなことが得意になりたい?」と問いかけたりすることで、自己肯定感や将来への興味を引き出せるでしょう。
また、この絵本は親自身にも「日々の頑張りが子どもにとってどれほど大きな存在感を持つか」を気づかせてくれる内容です。読み終えた後に、親子でお互いの感謝を伝え合ったり、先生がクラスで「みんなの家族はどんなことを頑張っている?」と話し合ったりする時間を設けると、絆を深めるきっかけになります。日常の中にある家族の温かさを再発見できる一冊として、ぜひ活用してください。