
【絵本】ジーくんとバケツたんけんたい
内容説明
ジーくんたちは、6人兄弟の元気いっぱいのいたずらっ子たち。くじら村の地下には広がるトンネルがあり、それを使って村のいろいろな場所にこっそり現れます。
トンネルを抜けて、よその家にお邪魔しては、なんとケーキをもらって帰ってくることも。こんな冒険が大好きなジーくんたちですが、こんなことをしてしまって本当にいいのでしょうか?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、ジーくんたち兄弟の冒険を通じて、子どもたちに「善悪の判断」や「他者への配慮」といったテーマを楽しく伝えることができます。物語の中でジーくんたちは、トンネルを使ったいたずらや冒険を楽しみながらも、果たしてその行動が良いことなのかどうか疑問を投げかけます。この展開は、子どもたち自身が物語を通じて考えるきっかけを提供し、自然と道徳的な視点を育む力を持っています。
読み聞かせの際には、ジーくんたちの行動について質問を投げかけると効果的です。「ジーくんたちはどうしてトンネルを使ったんだと思う?」や「ケーキをもらって帰ることは良いことかな?」など、子どもたちの発想を引き出す問いかけを工夫することで、物語の中の出来事を自分ごととして考える力を養うことができます。また、トンネルという秘密の場所や冒険要素は、子どもたちの想像力を刺激し、創造性を育むきっかけにもなります。
さらに、ジーくんたちのキャラクターや兄弟愛に注目することで、家族や友だちとの関係性についても話を広げられます。兄弟や仲間と協力する楽しさや、いたずらの後に感じる後悔の気持ちについて話し合うと、社会性や共感力を育むことにもつながります。この絵本は、道徳的な学びと冒険心を同時に楽しめる教材として、親や教師にとって非常に有益な一冊となるでしょう。