
【絵本】さるかに
内容説明
「早く芽を出せ、カキのたね。」そんな言葉にそそのかされ、さるにだまされてしまったかに。だまされたかにが、どうやってかたきを討つのでしょうか……。
小さな子どもから大人まで親しまれている、さるとかにの有名なお話が、絵本になりました。動物たちが繰り広げる物語の中で、正義と知恵が描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
「さるとかに」の物語は、子どもたちに正義感や知恵の大切さを伝える絶好の教材です。この絵本は、だまされたかにが工夫を凝らして問題を解決していく姿を描いており、子どもたちに対して「自分で考え、行動する力」を育むきっかけになります。保育や教育の現場では、物語を通して、困難な状況に立ち向かう勇気や、知恵を使った解決方法について話し合う時間を設けるとよいでしょう。
また、この絵本では善悪の判断が明確に描かれているため、正しい行動とは何かを子どもたちと一緒に考える機会を作ることができます。「なぜさるの行動は良くなかったのか」と問いかけたり、「かにが仲間と協力したことにどんな意味があるのか」などを話し合うことで、協力の大切さや思いやりの心を育むことができます。
さらに、絵本の親しみやすいイラストやリズミカルな文章を活用して、言葉の表現力や読解力を伸ばす教材としても活用できます。物語の展開を子どもたちに予想させたり、登場するキャラクターの気持ちを考えさせたりすることで、想像力や共感力を引き出すことができます。このように「さるとかに」のお話は、楽しみながら学びを深める多彩な場面で活用できる一冊です。