
【絵本】けっこんしようよ
内容説明
「あたし、けっこんすることにしたの!」と宣言するちこちゃん。相手は大好きなぬいぐるみのくま「ずん」。とっこちゃんは憧れのはるな先生と、つくし君とてこ君は夢中になっている図鑑と、そしてたあ君はなんとひとりで、それぞれの結婚式を挙げることにしました。
どの結婚式もとても盛大で、みんなが思い思いの「けっこん」という特別な時間を楽しみます。この絵本『けっこんしようよ』は、1990年に刊行され、SNSなどで話題となった作品です。巻末には、シンガーソングライターである著者・新沢としひこさんによる歌「きょうはけっこんしき」の歌詞と楽譜も収録されています。
知育や教材で活用する際のポイント
絵本『けっこんしようよ』は、子どもたちの豊かな想像力や個性を引き出す教材として最適です。ちこちゃんやとっこちゃんたちがそれぞれ自由な発想で「けっこん」について考え、行動する姿は、子どもたちに「自分らしく考えることの大切さ」を伝えます。たとえば、ぬいぐるみや図鑑、先生や自分自身といった多様な結婚相手の選択肢は、子どもが持つ自由な発想力や価値観の多様性を尊重するきっかけとして活用できます。
また、この絵本を通じて、「結婚」というテーマを深く考える機会を提供できます。「なぜこの相手を選んだのだろう?」という問いを投げかけることで、子どもたち自身が自分の好きなものや大切に感じることを言葉にする練習ができます。さらに、物語の中では結婚式が楽しいイベントとして描かれているため、子どもたちが周囲の人々や物事とのつながりを感じ、感謝の気持ちを育む場面としても活用できます。
巻末に収録されている歌「きょうはけっこんしき」は、音楽活動を通じて絵本の内容をさらに深めるツールとして有効です。歌をみんなで歌うことで、協調性や表現力を養うことができます。保育園や幼稚園では、読み聞かせと歌を組み合わせた時間を作ることで、より一層楽しい学びの場を提供できるでしょう。絵本と音楽の両方を活用して、子どもたちの創造性を刺激する学びの時間をぜひ取り入れてみてください。