
【絵本】くもりガラスのむこうには
内容説明
風邪をひいて学校を休んだ雪の日のこと。外の寒さで曇った窓を、指でそっとこすってみると、不思議な光景が広がり始めました。
その窓の向こうに見えたのは、どこか夢のような世界。冷たい冬の中にも、小さな春の予感が感じられる物語が描かれています。
あまんきみこと黒井健が贈る、心が温かくなる春の訪れを感じる絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが想像力を広げ、小さな発見や感受性を育むツールとして最適です。風邪で学校を休み、曇った窓越しに広がる不思議な世界――この設定は、子どもたちが日常の中で見過ごしがちな美しさや新たな視点に気付くきっかけを与えてくれます。読み聞かせの際には、「曇った窓を見たことがある?」「指でどんな絵が描けるかな?」などと問いかけると、子どもたちの興味を引き出しやすくなるでしょう。
また、物語を通じて冬の冷たさと春の暖かさを対比させることで、季節の移り変わりや自然への関心を深めることもできます。絵本の中の情景について話し合いながら、実際に外の景色や季節の変化を観察するアクティビティを取り入れると、より実体験と結びつけやすくなります。
さらに、あまんきみこと黒井健による温かみのある文章と絵には、人の心を穏やかにする力があります。子どもが落ち着いて話を聞く時間を作りたいときや、感情を豊かに育てるための読み聞かせにぴったりです。この絵本を通じて、自然や季節、そして日常の中の小さな幸せを見つける楽しさを一緒に感じてみてはいかがでしょうか。