
【絵本】ぐーぐー ぺこぺこ
内容説明
お腹をすかせたおおかみは、こねこたちを食べようと近づきます。でも、元気いっぱいのこねこたちは、全く言うことを聞きません。
仕方なく子守りをすることになったおおかみですが、やんちゃなこねこたちの世話にすっかり疲れてしまいます。さらに、次々と他の子どもたちまで加わり、てんてこまいに…。果たしておおかみはどうなってしまうのでしょう?
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、親や保育者にとって子どもとの関わり方や育児の大変さ、そしてその中にある喜びを再認識させてくれる作品です。おおかみとこねこたちのやり取りは、子どもたちのエネルギーや自由な発想に振り回される大人の姿をユーモラスに描いており、読者に共感と笑いを提供します。教材として活用する際には、まず子どもたちに、こねこたちの行動やおおかみの気持ちについて考えさせる活動を取り入れると効果的です。
例えば、「こねこたちはなぜおおかみの言うことを聞かなかったのだろう?」や「おおかみはどうして子守りを続けたと思う?」など、物語の展開に基づいた質問を投げかけ、子どもたち自身が登場人物の気持ちを想像してみる機会を作りましょう。これにより、共感力や想像力を養うことができます。また、物語の中でおおかみが次第に変化していく姿は、忍耐や受容の大切さを学ぶきっかけにもなります。
さらに、グループ活動として子どもたちに「もし自分がおおかみだったらどうする?」といったロールプレイを提案することで、コミュニケーション力や問題解決力を育むこともできます。この絵本は、単なる読み物としてだけでなく、子どもたちの心の成長を促す教材として非常に有用です。