
【絵本】おんなのしろいあし
内容説明
ぼくはオバケなんてぜんぜんこわくない。ともだちがみんな怖がって近づかない倉庫にも、ひとりで平気で入ることができる。だけどその中には…。
岩井志麻子と寺門孝之が描く、妖しさと美しさが同居する不思議な世界へ足を踏み入れてみませんか。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの「怖さ」と向き合う心の成長を促す教材として活用できます。主人公が「怖くない」と言いながらも、不思議で少し恐ろしい世界に足を踏み入れる物語は、子どもたちが未知のものに対する探究心や勇気を育むきっかけになります。また、「怖い」という感情を否定せず、自分なりに向き合う姿勢を学ぶことができるでしょう。
さらに、岩井志麻子さんの物語と寺門孝之さんの美しいイラストが織りなす独特の世界観は、子どもたちの想像力を豊かにします。絵本を読みながら、子どもたちが感じたことを自由に話せる時間を設けることで、感受性や表現力を伸ばす機会にもなるでしょう。倉庫の中の秘密について「自分だったらどうするか?」と問いかけてみると、創造的な発想が引き出せるかもしれません。
また、怖さの中に潜む興味や美しさを描くこの絵本は、感情の多様さを学ぶきっかけにもなります。保育園や小学校の読み聞かせでは、子どもたちと一緒に「怖いけど面白い」「怖いけど挑戦してみたい」といった感情の共有を楽しむことで、安心感を与えながら感情に向き合う力を育むことができます。