
【絵本】おひさまは どこ?
内容説明
太陽が消えてしまった不思議な出来事をきっかけに、少女ルシアは冷たく暗い雪山へと足を踏み入れます。太陽を見つけるための冒険の途中、彼女の前に現れたのは、なんと恐ろしいトロールでした。
果たしてルシアは、太陽を取り戻すことができるのでしょうか?第14回いたばし国際絵本翻訳大賞(英語部門)を受賞した、心温まる物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、太陽を失った世界での少女ルシアの冒険を描いた物語で、子どもたちの想像力や探究心を刺激する優れた教材です。暗い雪山やトロールといった非日常的な要素を通じて、子どもたちは未知の世界に触れ、冒険の楽しさや困難を乗り越える力強さを学ぶことができます。また、太陽を取り戻すというテーマは、希望や挑戦する心の大切さを伝える絶好の契機となります。
さらに、物語を通じて「困難な状況にどう立ち向かうか」「他者との関わり方」といった人間関係や自己成長について考えさせることもできます。読み聞かせをする際には、ルシアがどのような気持ちで困難に立ち向かっているのかを子どもたちに問いかけることで、感情移入を促し、共感力を育むことができます。また、トロールの存在をきっかけに「怖いものにどう向き合うか」を議論することで、子どもたちが自分の不安や恐れを言葉で表現する練習にもつながります。
この絵本は、物語の内容だけでなく、受賞歴からもその質の高さが伺えます。保育や教育の現場では、物語の後に子どもたちと感想を話し合う時間を設けたり、太陽や自然の大切さについての話題を広げたりすることで、さらに深い学びを提供できるでしょう。