
【絵本】おばけのきもだめし
内容説明
今夜はきもだめしの日。おばけの子どもたちは、これから始まる冒険にドキドキしながらも、少し怖くて震えています。暗い森の中には、いったいどんなおばけが待ち構えているのでしょうか?
内田麟太郎さんと山本孝さんが手がけたこの絵本は、こわさと楽しさが絶妙にミックスされた、おばけたちの物語。ユーモアたっぷりで、読み進めるたびにワクワクが止まりません。
ところで、ろくろ首が履いている下駄が、なぜか時々スニーカーに変わるシーンに気づいた方もいるでしょう。それには秘密があるのです。実は、急ぐ必要があるときだけ、おばけの力で下駄がスニーカーに早変わりするのだとか!
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「怖い」という感情と「楽しい」という感情を同時に体験させる絶好の教材です。きもだめしというドキドキするテーマを通じて、子どもたちは怖さを乗り越える勇気や好奇心を育むことができます。また、暗い森やおばけたちのユーモラスな描写によって、怖いものをただ怖がるのではなく、楽しむ視点を学ぶきっかけにもなるでしょう。
物語に登場するろくろ首の下駄がスニーカーに変わるシーンは、遊び心があふれる要素です。これは、子どもたちの観察力や注意深さを養う良い機会になります。読み聞かせの際には、「どうして下駄がスニーカーに変わるのかな?」と問いかけることで、子どもたちの想像力を引き出すことができます。また、秘密を知った後に「他のおばけにも特別な力があるかな?」と話を広げることで、さらに興味を喚起することができます。
保育や教育の現場では、絵本のストーリーに関連した活動を取り入れるとさらに効果的です。暗い部屋を探検するような簡単なきもだめしごっこや、好きなおばけの絵を描くアート活動を通じて、子どもたちの表現力や想像力を引き出しましょう。この絵本は、ただ読むだけでなく、子どもたちと一緒に楽しみながら学びを深めるための絶好のツールとなるでしょう。