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BOOK

【絵本】オニヤンマ空へ

タイトル 【絵本】オニヤンマ空へ
著者 ,
出版年月日 2002/07/10
判型 A4変
ページ数 32ページ
出版社
対象年齢 ,,
ISBN 9784265034765

内容説明

妹の墓参りの帰り道、少年は一匹のヤゴを家に持ち帰ります。そのヤゴはやがて羽化し、大きなオニヤンマとなって飛び立ちます。

生まれて7日目で命を落とした妹のことを胸に抱えながら、少年はそのオニヤンマに妹の短い生命を重ね合わせていきます。絵本は、少年の心の動きと妹への想いを繊細に描いた感動的な物語です。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、命の尊さや儚さを子どもたちに伝える教材として非常に適しています。物語の中心にある少年とヤゴの関わりを通じて、生き物の成長や生命の循環に触れることができ、自然や命に対する興味を引き出すきっかけとなるでしょう。特にヤゴがオニヤンマとして羽化し飛び立つ場面は、変化や成長の大切さを実感させる象徴的なシーンです。

さらに、妹を亡くした少年の心情に寄り添う描写は、子どもたちが「悲しみ」や「思いやり」といった感情について考える機会を提供します。この絵本を読むことで、身近な人や生き物への愛情を深めるきっかけを与えられるでしょう。子育て世代の親であれば、物語の後に子どもと一緒に「大切な人や思い出」について語り合う時間を作ることもおすすめです。

また、保育園や学校で活用する場合は、ヤゴの生態やトンボの成長について調べる活動と組み合わせると、科学的な学びも広がります。さらに、絵本を読んだ後、子どもたちに感想を絵や言葉で表現させると、命に対するそれぞれの思いを形にすることができます。このように、この絵本は感受性を育むだけでなく、自然や命についての学びを深める多面的な教材として活用できるでしょう。