
【絵本】おすしやさんにいらっしゃい!生きものが食べものになるまで
内容説明
キンメダイやアナゴ、イカといった魚が釣り上げられ、さばかれながら美味しそうな切り身へと変わっていく様子を、写真とともに丁寧に描いた絵本です。その過程をまるで動画を見ているかのように、連続的に楽しむことができます。
魚の特徴や体の部位についての説明も加えられており、学びながら読み進められる構成です。そして最後には、切り身となった魚たちが美味しいお寿司になり、みんなで「いただきます!」と感謝しつつ味わいます。
この絵本は、「他の命をいただいて生きている自分自身を大切にしよう」というメッセージを伝えています。命について考え、食べることの大切さを感じられる一冊となっています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、魚が切り身になり、最終的にお寿司として食卓に並ぶまでの過程を、リアルな写真とわかりやすい解説で描いています。子どもたちにとっては、普段何気なく食べている魚がどのように食材として加工されているのか、そのプロセスを知る貴重な体験となります。特に保育園や幼稚園、小学校低学年の子どもたちにとって、実際の写真でリアルな姿を目にすることは、単なる知識の習得にとどまらず、自然や命への興味を引き出すきっかけとなるでしょう。
また、魚の特徴や体の部位についての説明が付いているため、食材としての魚だけでなく、生き物としての魚にも目を向けることができます。これにより、科学や生物に興味を持たせる導入教材としても活用可能です。さらに、最後に「命をいただく」というテーマが描かれていることから、食育の一環として、命の大切さや感謝の気持ちを育むためのツールとしても適しています。食事の前後にこの絵本を読み聞かせることで、子どもたちが自然と「いただきます」の意味を考えるきっかけを作ることができるでしょう。
家庭ではもちろん、保育や教育の現場でも、子どもたちと一緒に命の循環について話し合う時間を設ける際に、この絵本を活用することで、より具体的で深い学びを提供することができます。読み終えた後には、魚や他の食材に感謝の言葉を添えた食事を楽しむ時間を作ると、絵本で学んだ内容を実生活に結びつけることができるでしょう。