
【絵本】おしりのあな うみへいく
内容説明
ぼくはおしりのあな、名前はコーモン。普段はずっとパンツの中にいて、外の世界を見たことがないんだ。でも、とうとう外に飛び出すチャンスがやってきた!外にはどんな仲間がいるんだろう?
この絵本は、『イモリくんヤモリくん』で知られる「おはなしかがくえほん」シリーズの一冊。著者であるサイエンスコミュニケーターが、「科学の視点」を大切にしながら物語を描いています。さまざまな動物たちのおしりのあなを観察し、多種多様な存在の中に見える共通点を探ることで、科学的な考え方を楽しく学べる内容になっています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちが楽しく笑いながら「科学的な視点」や「多様性」を学べるユニークな教材です。物語の主人公である“ぼく”が、新しい世界を探検する中で出会う仲間たちの姿は、自然界の多様さや生き物たちの不思議を分かりやすく伝えてくれます。おしりの穴というテーマは一見ユーモラスですが、実は体の仕組みや動物の生態を学ぶための良い入り口となり、子どもたちの好奇心を引き出します。
保育園や幼稚園、小学校の現場では、単に読み聞かせをするだけでなく、動物図鑑や実際の写真を見ながら「この動物のおしりはどんな形かな?」といったクイズ形式で楽しむのもおすすめです。また、「みんなの体にはどんな大切な役割があるかな?」といった問いかけを通じて、子どもたちが体の仕組みや自然界の共通点に気づくきっかけを作ることもできます。
さらに、この絵本は、他者との違いを受け入れる心や、物事を観察する力を育む点でも優れています。子どもたちが自然や科学に親しみを持ち、自分の体や周囲の世界を大切に思えるような土台作りに役立つ一冊として、ぜひ親子や教育現場で活用してみてください。