
【絵本】おかしはあとでね、ペネロペ
内容説明
もうすぐご飯だから、お菓子はやめようね、とパパが言います。でも、ペネロペはまだアメをなめていたい気分。だって、アメはおいしいんだもの。
そこでペネロペは、アメをこっそり隠そうとします。けれども、その様子をパパとママに見つかってしまいました!
ペネロペのちょっとしたいたずらと、それに気付いたパパとママのやりとりが楽しいお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが日常生活でよく経験する「ルール」と「自分の気持ち」の間で葛藤する場面をやさしく描いています。子育てや教育の場では、子どもたちが自己主張をする一方で、家庭や社会のルールを学ぶ大切さを伝える機会は多いものです。このお話を活用することで、子どもが「なぜルールを守ることが必要なのか」「周りの人とどうやって折り合いをつけるのか」を自然に考えるきっかけを作ることができます。
まず、絵本の中でペネロペがアメを隠そうとする場面を通じて、子どもは「なぜ隠したのか」「隠すことは良いことなのか」などを考えられます。また、パパとママがそれを見つけたときの対応を一緒に読むことで、大人が子どもの行動にどう向き合うべきかを学ぶヒントにもなります。子どもには正直でいることの大切さを、大人には叱るのではなく対話を重ねる重要性を伝える内容となっています。
さらに、この絵本を保育園や幼稚園、小学校での読み聞かせに活用する場合、子どもたちに「自分だったらどうする?」と問いかけることで、共感力や想像力を育むことができます。ペネロペの心情に寄り添いながら、子どもたち自身の体験に結びつけて話し合うことで、思いやりやルールの重要性について深く理解させることができるでしょう。