
【絵本】おうちでヒヤッ でない、あけない、のぼらない
内容説明
ベランダからの転落や風呂場での転倒、不審者の訪問など、家の中や周りには子どもにとって危険が潜んでいます。この絵本では、「でない」「あけない」「のぼらない」という3つの約束を通して、そうした危険から身を守る方法を分かりやすく教えます。
「でない」は、家の外やベランダ、インターホンの音に安易に応じないこと。「あけない」は、玄関や風呂場、ベランダの扉を勝手に開けないこと。そして「のぼらない」は、家具や浴槽などに登る行動を避けることを指します。これらのルールを守ることで、子どもが家の中でも安全に過ごせるようになります。
巻末にはクイズ形式で、家の中で注意するべきポイントや「してよい行動」と「してはいけない行動」を確認できるページも収録。子どもの安全を専門とする著者が、子どもの「やりたい!」という気持ちを尊重しながら、楽しく学べる内容に仕上げています。また、親が参考にできる解説も含まれており、家族みんなで安全を考えるきっかけとなる一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもが日常生活で直面する可能性がある危険に対して、具体的な行動指針を提供する知育ツールとして非常に有用です。「でない」「あけない」「のぼらない」という3つのルールは、子どもが理解しやすいシンプルさを持ちながらも、家庭内での安全確保において重要なポイントを押さえています。子育て中の親や保育園・幼稚園の先生がこの絵本を活用する際には、まず子どもと一緒に内容を読み進めながら、それぞれのルールがどのような場面で必要になるのかを具体的に話し合うことが大切です。
また、巻末のクイズ形式のページは、子どもがルールを楽しく振り返りながら学べる仕掛けとなっています。クイズを通じて、子どもが「自分で考える力」を養うことができるため、単にルールを覚えるだけでなく、実際の状況で適切な行動が取れるよう促します。親や先生はこのクイズの内容を活用し、子どもの答えに対して「なぜそのように考えたのか」を問いかけることで、より深い理解を助けることができます。
さらに、この絵本は親や大人向けの解説も含まれているため、子どもの行動を見守るうえでの具体的なヒントを得ることができます。一緒に絵本を読む時間を通じて親子や先生と子どもの信頼関係を深めるとともに、家庭や教育現場での安全意識を共有する貴重な機会として活用するとよいでしょう。