
【絵本】えんまとおっかさん
内容説明
えんまは、いつもおかあさんを思い出しては恋しさに胸を痛めていました。ある日、鬼たちが一人のばあさんを連れてきます。そのばあさんの姿が、えんまにはおかあさんにそっくりに見えました。
えんまは、どうにかしてそのばあさんを助けたいと考えます。しかし、鬼たちに囲まれたばあさんを救い出すのは簡単ではありません。えんまの心には、おかあさんへの思いが強く募ります。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、親子の絆や思いやりの心について考える良いきっかけを与えてくれます。物語を通して、主人公のえんまが母親への愛情を抱きながら行動を起こす姿は、子どもたちにとって共感しやすく、自分の家族や大切な人への気持ちを再確認する機会になります。親や先生は、読み聞かせの際に「えんまがどうしてばあさんを助けたいと思ったのか?」や「えんまの行動からどんな気持ちが伝わってくるか?」といった問いを投げかけることで、子どもたちの感情や考えを引き出すことができます。
また、えんまが困難に立ち向かう姿勢は、子どもたちに勇気や工夫の大切さを教える教材としても活用できます。物語の展開に沿って「えんまがどんな方法でばあさんを助け出そうとしたのか?」と問いかけることで、問題解決に向けた思考力を養う場面を作ることができます。このように感情教育や思考力の促進に役立つ内容が詰まった絵本は、読み聞かせ後の会話を通じて学びをさらに深めることが可能です。