
【絵本】えものはどこだ
内容説明
りょうしが、えものを探してあちらこちらと歩き回ります。えものはどこにいるのか、こっちかな、それともあっちかなと探し続けます。
でも、実はえものはすぐ近くにいるのに、りょうしはそれにまったく気づきません。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、観察力や注意力、そして物事を多角的に見る力を育む教材として活用できます。りょうしの視点を通して、ただ目の前のことに気を取られるだけではなく、周囲をよく観察する大切さを伝えられる内容です。子どもたちに「りょうしはどうしてえものに気づけなかったのだろう?」と問いかけることで、自分の意見を考えたり、周囲に注意を向ける練習をするきっかけになります。
また、この物語は「意外な結末」や「思い込み」についても学べる機会を提供します。りょうしがえものを見つけられなかった理由を一緒に考えることで、物事を一方的に捉えず、柔軟な発想を持つことの大切さを伝えられるでしょう。特に幼児期や低学年の子どもたちには、ゲーム感覚で「どこにえものがいるのかな?」と絵本の中で探してみる活動も楽しい学びの時間になります。
さらに、親や先生が読み聞かせを通じて、「近くにあるものにも意識を向けてみよう」という気づきを促せます。普段の生活や遊びの中で、身の回りの小さなことにも目を向ける習慣を育てるための一助となるでしょう。この絵本は、楽しみながら観察力や柔軟な考え方を伸ばす貴重なツールといえます。