【絵本】うまにんげん

内容説明

ぼくの名前はケンタ。どうしてこんな姿になったのかって？ それはね、あの日のことがきっかけなんだ。小さな馬がものすごいスピードで走ってきて、ぼくにぶつかったんだよ。

最初は、今の自分の姿がどうにも受け入れられなくて、嫌でたまらなかった。でも不思議なことに、だんだんと気持ちが変わっていって…。奇才・板尾創路が描く、ユニークで独特な世界をのぞいてみて！

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、主人公ケンタが自分の姿の変化に戸惑いながらも、徐々に受け入れていく心の成長を描いた物語です。子どもたちにとって、自分の見た目や個性、環境の変化を受け入れることは、とても大切な学びの一つです。この作品を通じて、自分らしさを認めることの大切さや、新しい状況に適応する勇気を育むことができます。

家庭や保育・教育の現場では、まず子どもたちにケンタの気持ちを想像させる問いかけをしてみましょう。「自分だったらどんな気持ちになるかな？」と考えることで、自己理解や共感力を養うきっかけになります。また、ケンタが変わっていく過程を一緒にたどることで、困難や変化に向き合う姿勢を学ぶことができます。

さらに、絵本に描かれる奇才・板尾創路のユニークな世界観は、想像力を刺激し、物語に対する興味を引き出します。読み聞かせの時間に、絵の細部を観察しながら自由な感想を引き出すことで、子どもたちの表現力や発想力を高めることができるでしょう。日常生活や友達との関係の中で活かせる心の成長につながる一冊です。