
【絵本】いっぴきぐらしのジュリアン
タイトル | 【絵本】いっぴきぐらしのジュリアン |
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著者 | いわじょう よしひと,ジョー・トッド・スタントン |
出版年月日 | 2019/12/31 |
判型 | A4変 |
ページ数 | 33ページ |
出版社 | 岩崎書店 |
対象年齢 | 3、4才 |
ISBN | 9784265851478 |
内容説明
ある日、ねずみのジュリアンは、巣穴にはまって動けなくなっていたきつねを助けてあげました。それがきっかけで、2匹の間には友情が芽生えます。
しかし、ある日突然、フクロウに狙われたジュリアンに危機が訪れます。そんなとき、なんとあのきつねがジュリアンをパクリと口の中に入れてしまいました!
えっ、本当に食べちゃうの?それとも助けるための行動なの?2匹の心の交流が描かれる心温まる物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、友情や信頼、助け合いの大切さを子どもたちに伝えるのに最適な教材です。物語では、弱者と思われがちなねずみが大きなきつねを助け、その後、きつねが逆にねずみを助けるという展開が描かれています。このストーリーは、相手の立場に立って行動することや、外見や立場にとらわれずに友情を築く大切さを教える絶好の機会になります。
特に、きつねがねずみを口に入れるシーンは、子どもたちに驚きや緊張感を与え、物語への興味を引き出します。この場面を通じて、「本当に食べるの?」という子どもたちの疑問に対し、最終的にきつねの行動の意図を考えさせることで、相手の真意や行動を読み解く力を育むことができます。読み聞かせの際には、子どもたちに「どうしてきつねはこんな行動をしたと思う?」と問いかけ、自由な意見を引き出すと学びが深まります。
また、主人公たちの心の変化や友情の発展は、子ども同士の関係性にも通じるテーマです。保育園や幼稚園、小学校などの集団生活の中で、助け合いや相手を思いやる気持ちを育てる教材として活用できます。読み終えた後には、「自分が困ったときに助けてくれた友達はいる?」など具体的な体験を話し合う時間を設けると、より深い学びにつながるでしょう。