
【絵本】きんいろのしか
内容説明
王様が出会った金色に輝く鹿は、欲望と自然の力の物語を静かに語りかけます。
昔、南の国に金をこよなく愛する王様がいました。ある日、森で金色の鹿を見つけた王様は、その鹿を捕らえようとします。鹿が踊ると地面が金に変わる魅惑に取り憑かれた王様は、牛追いの少年ホセンに鹿を捕まえるよう命じます。ホセンが鹿を連れて来ると、鹿は踊り続け、金の砂が積もり重なっていきます。その砂はやがて王様を覆い尽くしてしまうのです。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、欲望と自然の力について考えさせられる物語です。子どもたちに物の価値や欲望の持つ力について話し合うきっかけを与えることができます。
金色の鹿が象徴する自然の美しさや力を通じて、自然との共生について考える教材としても活用できます。
読み聞かせの後、子どもたちに「金の砂が積もる場面で何を感じた?」と問いかけ、自由な発想を引き出してみましょう。