
【絵本】天のかみさま金んつなください
内容説明
三兄弟が家で過ごす静かな時間は、ある訪問者によって不安と緊張に変わります。果たして彼らの運命は――。
お母さんが留守の間、家を守っていた三兄弟は、扉を叩く音に驚きます。それはお母さんを装った山姥でした。何度も巧みに言葉を操り、ついに兄弟たちは扉を開けてしまいます。山姥の魔の手を逃れるため、木の上に隠れる兄弟たち。しかし、執拗に追い詰められ、もはや逃げ場がありません。絶体絶命のその瞬間、彼らは天のかみさまに助けを願い、思いもよらない出来事が起こります。兄弟たちと山姥の緊迫したやり取りが、ハラハラする展開を作り出します。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、危険を察知する力や自分を守る方法を学ぶ良い教材になります。
三兄弟が山姥に騙されそうになる場面は、子どもたちに「知らない人に安易に扉を開けない」大切さを教えるきっかけに。読み聞かせ後、具体的な対策を話し合うのも効果的です。
また、兄弟たちが協力して危機を乗り越える姿は、家族や友達同士で助け合う重要性を伝えます。感情の共有や対話を促す場としても活用できます。