
【絵本】かとりせんこう
内容説明
夏といえば蚊取り線香。でも、この蚊取り線香には、ちょっと変わった秘密があるようです。
煙がゆらゆら漂うと、その威力で蚊がぽとんと落ちるだけでなく、花びらや髭、果ては新聞の文字や看板、さらには幽霊まで次々と落ちていきます。一体どこまで落とすことができるのか?ユーモアたっぷりの展開が続き、ページをめくるたびに驚きと笑いがあふれる物語。田島征三が描くナンセンスな世界が、読む人の想像力をくすぐります。お孫さんとのやりとりから生まれたこの作品は、読者を不思議で楽しい冒険へと誘います。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、想像力を育む教材として最適です。蚊取り線香の煙が次々と意外なものを落とす展開は、子どもたちの好奇心を刺激し、ユーモアを通じて柔軟な発想力を引き出します。
読み聞かせでは、次に何が落ちるかを予想させることで、観察力や推理力を高めることができます。さらに、作品のナンセンスな世界観を楽しむ中で、物事を多角的に見る力も養えるでしょう。
家庭や教室での交流を深めるために、「もし自分なら何を落としたい?」といった会話を楽しむのもおすすめです。