
【絵本】おはなししましょう
内容説明
耳で聞くだけだった会話が、目にも見える世界へ――そんな不思議な体験ができる絵本です。
会話は通常、音として感じるものですが、この絵本では、元永定正さんが創り出すカラフルで多彩な形の吹き出しと、谷川俊太郎さんの詩が融合し、言葉のやりとりが視覚的に表現されています。大声で叫んだり、そっと耳元で囁いたり、さまざまな形で繰り広げられるコミュニケーション。その中で、言葉がもつ力や大切さが描かれています。読む人の年齢や経験によって、異なる響き方をする深みのある一冊です。対象年齢は4歳からですが、大人も新たな発見を楽しめる内容です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、言葉を「聞く」だけでなく「見る」楽しさを教えてくれます。
吹き出しの形や色、谷川俊太郎さんの詩が、感情や言葉の強弱を視覚的に伝え、子どもたちがコミュニケーションの多様性を学べる工夫が満載です。
読み聞かせでは、大胆に声色を変えたり、子どもと一緒に形や感情を考えることで、言葉の豊かさや想像力を育む教材として活用できます。