
【絵本】やまこえ のこえ かわこえて
内容説明
満月の夜、どこまでも続く道をきっこは進みます。何が待っているのか、その先にあるのは……?
きつねのきっこは、月明かりに導かれながら山や野原を越え、川を渡り、町のお豆腐屋さんへと出かけます。お供をするのは、ふくろうといたち。そして、帰り道には油揚げをたくさん抱えて家路につきますが、暗闇の中で不気味な声が響き渡ります。リズム感あふれる文章とドキドキする展開が、きっこの冒険をより魅力的に描きます。読者を物語の世界へと引き込む、心弾む一冊です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの想像力を育むストーリーとリズム感のある文章が魅力です。道中で出会う動物たちや自然の描写は、観察力や自然への興味を引き出します。
読み聞かせでは、満月や夜道の情景を一緒に想像させると、感受性が豊かになります。また、不気味な場面では、声色を変える工夫で物語の緊張感を楽しめます。
さらに、豆腐や油揚げといった食べ物が登場するため、食育の一環として活用するのもおすすめです。冒険を通じて、勇気や工夫の大切さも伝えられる一冊です。