
【絵本】きりのなかのはりねずみ
内容説明
霧が立ち込める夜、はりねずみは未知の世界へと一歩踏み出す。その先には、不思議と少しの恐れが待っていた。
日が沈むと、はりねずみは星を見るために友だちのこぐまの家を訪れようとします。しかし、途中で白い馬を見かけたことから、深い霧の中へと誘われていきます。霧の世界は静かで、美しくもありましたが、やがて方向を見失ってしまいます。心細さと恐怖を抱えながらさまよう中、はりねずみはついに川に落ちてしまいます。この絵本は、ロシアの名作アニメーション作家による初の絵本で、幻想的で詩的な世界観が広がります。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、未知の世界への挑戦や恐れを克服する大切さを教えてくれます。子どもたちに「新しい体験の価値」を伝える教材として活用できます。
霧の中で方向を見失うはりねずみの姿は、困難に直面したときの不安や葛藤を象徴しています。読み聞かせながら、子どもたちと「怖いときはどうする?」といった対話をしてみましょう。
また、美しい挿絵や詩的な表現は、想像力や感受性を育むきっかけにも。自然や星空への興味を引き出す導入としてもおすすめです。