
【絵本】ねむりむし じらぁ
内容説明
じらぁの物語は、怠け者が見せたひとつの奇跡。彼の行動は、思いがけない結末を生む。
毎日寝てばかりで働こうとしないじらぁは、貧しい暮らしの中でも何かを変える気はないようでした。そんな彼がある日、母親にシラサギを欲しいと言い出します。夜になるとそのシラサギを懐に入れ、金持ちの家の大きなガジュマルの木へ登り、「神のお告げだ」と叫びながら鳥を空へ放ちます。その言葉を信じた金持ちの夫婦は、じらぁを娘の婿に迎えることを決めるのでした。沖縄に伝わるユーモラスな昔話です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、怠け者として描かれるじらぁの物語を通じて、ユーモアたっぷりに「発想の転換」や「独自の行動」の大切さを教えてくれます。
子どもたちには、じらぁの行動がどのように周囲を動かしたかを考えさせることで、柔軟な思考や創意工夫の力を育むきっかけとなります。
また、沖縄の昔話を題材にしているため、地域文化や伝統に触れる機会にもなり、幅広い学びが得られる教材として活用できます。