
【絵本】ねずみじょうど
内容説明
山の中、偶然の出会いが運命を変える。心温まる昔話に、どこか懐かしい余韻が漂います。
おじいさんが山で落としたそばもちを追いかけていくと、もちが小さな穴の中に消えてしまいます。そこに現れたネズミが、お礼に穴の中へと案内してくれました。ネズミたちはおじいさんをもてなし、たくさんのもちや黄金をおみやげに持たせてくれます。しかし、それを聞いた隣のよくばりじいさんが同じことを試みると、思わぬ結末が待っていて……。善行の大切さを伝える物語が、水墨画の美しい世界で描かれています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、善行の大切さや誠実さがもたらす幸せを伝える物語です。子どもたちに「思いやり」や「正直さ」の価値を教えるのに適しています。
読み聞かせを通じて、善悪の行いがどのような結果を招くのか考えるきっかけを与えられるでしょう。また、水墨画の美しい挿絵が日本の伝統文化への興味を育む助けにもなります。
読後には、「もし自分だったらどうする?」と問いかけ、感想や意見を話し合うことで、思考力や表現力を伸ばす機会を作るのもおすすめです。