
【絵本】いしになった かりゅうど
内容説明
やさしい狩人が選んだ道とは――その決断に胸が熱くなる物語。
心優しいハイリブは、白へびを助けたお礼として、動物たちの言葉を理解できる不思議な玉を手に入れます。ある日、鳥たちの会話から翌日に山崩れが起きると知ったハイリブは、村人たちに避難を呼びかけますが、誰も信じてくれません。さらに、言葉がわかる秘密を他人に明かせば石になるという恐ろしい運命も背負っていました。葛藤の末、ハイリブが下した決断とは……。モンゴルの昔話が描く深い愛と勇気の物語です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、勇気や思いやり、自己犠牲の大切さを子どもたちに伝える絶好の教材です。
ハイリブの決断を通じて「正しい行いとは何か」を考える力を育みます。また、村人たちが信じない場面では、人の心を動かす難しさや信頼の重要性について話し合うきっかけに。
さらに、モンゴルの昔話を題材にしているため、異文化理解や自然との共生についても学べます。読み聞かせ後に感想を共有することで、子どもたちの心が豊かに育つでしょう。