【絵本】三コ

内容説明

秋田の静かな平野に、誰もその姿を見たことがない巨人・三コがひそかに生きています。

いつ生まれたのか、どこから来たのか、謎に包まれた三コ。その存在は、かすかに聞こえる声だけで知られていました。しかし、ある日、三コはオイダラ村の人々の前に現れます。貧しい村人たちを助けたいと願う三コは、燃え盛る山に向かい、最後には自らの命をかけて村を救います。大きな体とは裏腹に、心優しく恥ずかしがり屋なその巨人は、村人たちの心に深く刻まれるのでした。

知育や教材で活用する際のポイント

この絵本は、勇気や思いやりの大切さを伝える素晴らしい教材です。

三コの行動を通じて、「自分にできることで人を助ける」という価値観を子どもたちに教えることができます。また、三コが恥ずかしがりながらも行動を起こす姿は、自己肯定感や挑戦する心を育むきっかけになります。

読み聞かせの際には、三コの気持ちや村人の反応について話し合うことで、共感力や想像力を高めることができるでしょう。