
【絵本】赤い機関車ジェームス
タイトル | 【絵本】赤い機関車ジェームス |
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著者 | ウィルバート・オードリー,レジナルド・ダルビー,桑原 三郎・清水 周裕 |
出版年月日 | 2010/12 |
判型 | A6変型判 |
ページ数 | 63ページ |
出版社 | ポプラ社 |
対象年齢 | 3歳,4歳,5歳,6歳,小1,小2,小3,小4 |
ISBN | 9784591120071 |
内容説明
赤いボディが自慢で、少し思い上がった性格の機関車ジェームス。彼は自分の姿を誇らしく思うあまり、時に失敗してしまいます。
そんなジェームスがあるとき大きなミスをして、ふとっちょの局長に叱られてしまいます。しかし、そこから彼は少しずつ学び、成長していきます。
この絵本では、ジェームスが失敗を乗り越えながら、立派で役に立つ機関車になっていく姿を4つのエピソードを通して描いています。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもたちに「失敗を恐れずに学び、成長することの大切さ」を伝える教材として最適です。主人公のジェームスは、自分の長所である「赤いボディ」に誇りを持っている一方で、その自信が過信に変わり、失敗を招いてしまいます。このような姿は、幼少期の子どもたちが自分の個性や能力に向き合いながら成長していく過程と重なる部分が多いため、子どもたちが共感しやすいでしょう。
また、ジェームスが失敗を経験し、叱られる場面は、失敗そのものが悪いのではなく、そこから何を学ぶかが重要であることを教える良い機会となります。親や先生がこの絵本を読む際には、失敗から得られる教訓について子どもたちと話し合ったり、ジェームスの行動がどのように変化したかを一緒に考える時間を作ると良いでしょう。
さらに、4つのエピソードを通じて描かれるジェームスの成長は、物語を追う楽しさだけでなく、物事に取り組む際の忍耐力や努力の大切さを自然に学べる構成になっています。この絵本を教材として活用する際には、ジェームスが失敗を乗り越えて「役に立つ機関車」へと成長していくプロセスを具体的に振り返りながら、子どもたち自身の挑戦や努力の経験と結びつけて考える機会を提供することを意識すると良いでしょう。