
【絵本】九ひきの小おに
内容説明
小さなおにたちは、人間の子どもが大好きです。
いじわるが好きな小おには、いじわるな子どものそばに集まり、 元気いっぱいの小おには、元気な子どものそばに住みつきます。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、子どもの行動や性格が周囲にどのような影響を与えるかを考えさせる絶好の教材です。「小さなおにたち」というキャラクターを通じて、子どもたちが自分の行動や感情に意識を向けるきっかけを作れます。たとえば、いじわるな行動が続くと、いじわるな小おにが集まってしまう、というストーリーは、子どもにとって分かりやすく、自然と「いじわるはいけない」という気づきを促します。
また、元気いっぱいの小おにが元気な子どものそばに住みつくという設定は、ポジティブな行動が良い影響をもたらすことを示唆しており、子どもたちに元気でいることの大切さを伝えることができます。これを保育や教育の場で活用する際は、絵本を読んだ後に「どんな小おにが自分のそばにいると思う?」と問いかけたり、「どんな行動をすれば元気な小おにが増えるかな?」と話し合う時間を設けるのがおすすめです。
さらに、この絵本は親子での読み聞かせにも適しており、家庭で親子のコミュニケーションを深めるきっかけにもなります。子どもの行動や感情に対する理解が深まると同時に、親も子どもの内面に気づく手助けとなるでしょう。このように、本作は日常の中で楽しみながら道徳心や自己意識を育むための一冊として、大変有用です。