
【絵本】わたしのぼうし
内容説明
赤い花がついた、お気に入りのぼうし。いつも大事にしていたそのぼうしですが、ある日、思いがけない出来事が起こります。
汽車に乗っているとき、ふとしたはずみで窓の外へ飛ばされてしまったのです。その大切なぼうしが、どこか遠くへ行ってしまいました。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、大切なものを失った時の気持ちや、それを通じて新しい発見をするプロセスを描いています。子どもたちにとって「お気に入りのぼうし」が象徴するのは、大事にしているおもちゃや宝物といった身近な存在です。この物語を通じて、失うことへの悲しみや、そこから立ち直る力を学ぶきっかけを提供できるでしょう。
保育や教育の場では、この絵本を使って「物を大切にする心」を育むことができます。例えば、読み聞かせの際に「みんなのお気に入りの物はなに?」と問いかけることで、子どもたちが自分の大切なものについて考える時間を持てます。また、ぼうしがなくなったときの主人公の気持ちを想像させることで、他者の気持ちに寄り添う力を養うことも可能です。
さらに、この絵本は創造力を引き出す教材としても活用できます。ぼうしが飛ばされてからどんな冒険をしたのか、子どもたちに続きを考えさせたり、絵を描かせたりする活動を取り入れると、物語の世界を広げる楽しさを実感できるでしょう。親子やクラスでのコミュニケーションを深めるツールとしても最適です。