
【絵本】ルラルさんのぼうえんきょう
内容説明
2015年は、『ルラルさんのにわ』が出版されてから25周年を迎えます。この人気シリーズの新たな一冊が登場しました。
ある星空の晩、ルラルさんはにわの仲間たちと一緒に望遠鏡をのぞきながら、夜空に輝く星々を見つめます。その広大な景色に触れるうちに、ルラルさんの心はどこまでも広がっていくように感じます。しかし、そんなある夜、望遠鏡の先に突然恐ろしい顔が現れます。それは、もしかすると宇宙人なのかもしれません。
ルラルさんは、地球を守るためににわのみんなと協力して、その宇宙人に会いに行くことを決意します。果たして彼らは地球を守り抜くことができるのでしょうか?
ハラハラする展開の中にも、ルラルさんシリーズならではの優しさがあふれるお話です。
知育や教材で活用する際のポイント
『ルラルさんのにわ』シリーズの新作は、子どもたちに自然や宇宙への興味を抱かせるだけでなく、協力や問題解決の大切さを伝える絶好の教材です。本作では、星空観察をきっかけに広がる冒険が描かれ、科学的なテーマと物語の楽しさが見事に融合されています。保育園や幼稚園では、星や宇宙について話し合う導入として活用できます。望遠鏡や星座の図鑑を使い、実際に星空を観察する活動を組み合わせると、より実感を伴った学びにつながるでしょう。
また、物語の中でルラルさんが仲間たちと協力し問題に立ち向かう姿は、子どもたちに「チームで助け合う」ことの大切さを伝える良い題材です。読み聞かせ後に「どうすればみんなで力を合わせられるか」を話し合う時間を設けることで、社会性を育む場としても活用できます。さらに、「宇宙人」に象徴される未知の存在への興味や、恐怖を乗り越える勇気を描いている点も、子どもたちの好奇心を刺激し、感情教育の一環として役立ちます。
子どもたちが物語に没入することで、想像力や探究心を育むこの絵本は、家庭でも園や学校でも活用可能です。特に夜空をテーマにしたイベントや授業の一環として取り入れると、教育効果がさらに高まるでしょう。