
【絵本】ルラルさんのにわ
内容説明
ひとり暮らしのおじさん、ルラルさんには大切にしている庭があります。彼にとってその庭は特別で、どんなものも入ることを許しません。
けれども、ある朝、いつもと違う出来事が起こります。さて、その庭に何がやってきたのでしょうか――。
知育や教材で活用する際のポイント
『ルラルさんの庭』は、子どもたちに「自分の大切なものを守る気持ち」と「他者との関わり」を学ばせるのに最適な絵本です。ルラルさんが自分の庭を大切にする姿は、子どもたちに「好きなものを大事にすること」の価値を伝えます。一方で、庭に訪れる“何か”との出会いを通じて、他者との交流や変化を受け入れる大切さを考えるきっかけになります。
読み聞かせでは、子どもたちに「ルラルさんはなぜ庭を守りたいのだろう?」と問いかけたり、「庭にやってきたものをどう思った?」と感想を聞いたりすることで、物語への理解を深めることができます。また、ルラルさんの感情の変化について話し合うことで、他者との共感や柔軟な考え方を育むチャンスにもなります。
さらに、子どもたちと一緒に「自分にとっての大切なもの」を絵や言葉で表現する活動を行うと、自己表現力を伸ばすことができます。保育園や学校では、自然や身近な環境に目を向ける活動とも組み合わせやすく、子どもたちの想像力と社会性を育てる教材として活用できる一冊です。