
【絵本】モグラのモーとグーとラーコ
内容説明
モグラのモー、グー、ラーコの3びきは、お母さんからおるすばんを頼まれます。しかし、一番年下のラーコはお母さんに会いたい気持ちが抑えられず、泣き出してしまいました。見かねた3びきは、お母さんを探しに出かけることにします。
ところが、穴を掘って地上に出てみると、出た先はどこも奇妙で危険な場所ばかり。思わぬハプニングに見舞われながらも、3びきはお母さんを探して奮闘します。
果たして、モー、グー、ラーコたちは無事にお母さんに会うことができるのでしょうか?繰り返しの展開が楽しく、読んでいるうちにドキドキが止まらない絵本です。
知育や教材で活用する際のポイント
この絵本は、幼児から小学校低学年までの子どもたちの情緒や社会性を育むのにぴったりの内容です。お母さんに会いたいというラーコの気持ちや、それを支え合うモーとグーの姿を通じて、家族の絆や思いやりの大切さを自然に学ぶことができます。このテーマは、親子の会話を深めるきっかけにもなり、「お母さんに会いたいときどうすればいい?」などと子どもと話し合うことで、感情の表現や自己コントロールについて考えさせる教材として活用できます。
また、絵本の中で描かれる「奇妙で危険な場所」や「ハプニング」の描写は、子どもたちの想像力を刺激し、問題解決能力を育む機会にもつながります。読み聞かせ時には、「こんな場所に行ったらどうする?」や「自分ならどうやって乗り越える?」と問いかけることで、子どもたちが自分の意見を考えたり伝えたりする練習ができます。繰り返しの展開が楽しいこの絵本は、集中力の発達や記憶力の向上にも役立つでしょう。
さらに、3びきが協力して行動する点に注目し、「友だちやきょうだいと助け合うってどんなこと?」といった話題を通じて、協調性やチームワークについて学ばせることも可能です。この絵本を通じて、子どもたちが楽しみながら感情や行動の基礎を築けるよう、親や先生が一緒に読んで対話を深めることをおすすめします。